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…──シュッ!
総「…は!?」
土「何!?消えた!?」
日向は一瞬消えた。
否、捉えることの出来ない速さで移動したのだ…。
…──ドッ!ドッッ!
総「……つっ!」
なんとか、総司は二発の突きを受け止めた。
しかし…
総「…あっ!!」
…─ドッッ!
総「…ック!」
総司の身体が後ろへ仰け反りながら倒れていく。
永「…三段突き…!?」
道場内にざわめきが広がる。
そのざわめきを聞いて、土方がハッとして言葉を発した。
土「……勝者…日向…!」
日「…あれ…?あ、たし…勝っちゃった…?」
日向は竹刀を下ろしながらポカンとしている。
平隊士達は、何者なんだ、とか、人間じゃないんじゃ…等と日向にとっては失礼極まりない言葉を飛ばしていた。
藤「日向!スゲェな、お前!総司に勝てる奴なんて局長以外見たことねぇよ!」
原「ああ!日向!お前はすげえ!」
藤堂と原田が興奮冷めやらぬ様子で話す。
日「あ、私自身びっくりだよ!あの総司くんに勝てるなんて!」
総「ったたた、負けちゃいましたよ。」
総司が首元を擦りながら日向の方に歩み寄ってきた。
日「あっ!総司くんごめん!思い切り突いちゃった。」
日向はアワアワと総司の首を心配していて、先程の様な人を圧倒する様な雰囲気は全くない。
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