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奈破の言葉に嘘は感じられない。
少なくとも千軌は話しを聞くことにした。
他の者も怯えながらだが、話しを聞く態勢になる。
「まず、殺戮コロシアム一回戦。各組対抗戦。各学年三組ずつ計九組。その中で四つの組が全滅したらその時点で一回戦終了。」
黒板に書いて軽く説明をする。
「ルールは、基本なんでもありだ。要はなにしてでも敵を殺せ。死んだ者は学園長側で記録されているから、組が全滅したら放送で知らされる」
まとめると、一回戦は、他の組の者を殺して勝ち抜け。
ヘビー過ぎる内容にみんなは一層怯えた。
しかし、その中から二人の男女が自分の席についた。
一人は男の「ライム」と言う、金髪で本名かどうかあやふやなやつ。
もう一人は女の「雨宮 憂」
礼儀正しく、凛とした雰囲気の持ち主。
この二人は殺す覚悟できたみたいだ。
理由は本人しかわからない。
ピンポンパンポン♪
突如放送が入る。
学園長の声だ。
「それでは殺戮コロシアム一回戦。開始します」
ついに始まった。
訳のわからない殺し合いが……
はやくも遠くから悲鳴がこだまする
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