明かりを消して、

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液晶の向こうには、現実味のない世界。 『大丈夫。』 そう言えることって、こんなにも幸せだったんだ。 ぼくには、神様にお祈りしたり、歌うことしか出来ない。 今は、歌うこともままならないけど。 でも、生きてる。大丈夫だと言える。 100ヶ国以上が支援を申しでてくれて。 僕の第2の故郷の凄さを知った。 ぼくには難しいことはわからないけど。 また1つ、明かりを消すよ。 この明かりが、命の灯にかわりますように。 また1度、暖房を緩めたよ。 この温度の分、気温が上がりますように。 また1回、大丈夫と言ったよ。 この言葉が少しでも励みになりますように。 また1つ、命の灯がついたよ。 そのとき、またどこかで1つ、明かりを消したんだね。 ぼくはお祈りしながら、ベッドに入った。 命の灯を消すかわりに、また1つ。 明かりを消して、 .
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