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幼くて、
無くした愛があった。
とてもとても
愛していた、
心から。
携帯の着信が鳴らない。
懐かしい、あの着信音。
かかってくる訳が
ないんだ。
あなたとはもう、
別れたんだから。
あの歌のように、
あなたは
優しくしてくれたね。
永遠に続くものじゃないと
知っていたけど、
信じていた、あなたを。
信じていた、あなただけ。
なのにどうして。
擦れ違って
しまったんだろう。
どうしてこんなに
込み上げてくるのだろう。
幼くて、
無くした愛があった。
とてもとても
愛していた、
心から。
だから今度は
手を離さずにいたい。
心から愛せる人なんて
何人もいないから。
あなたを
愛し切れなかったけど、
今度は護りたい。
あなたじゃない、
他の誰かを。
まだ出逢っていない、
愛しい誰かを。
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