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『コウノ君、それはちょっと待ってくれんか!?』
コウノ『ふぅ。もう3回目ですよ、いい加減諦めて下さいよ…神様。』
神『いやいや💦これだけ!!これだけじゃから!?』
コウノ『もう、これで最後ですよ。』
そうゆうと、コウノさんはテーブルに置かれた駒を下げた。
ここは雲よりも高い天界。
コウノさんは神様に頼まれてチェスをしていました。
神『てかな、なぜワシがこんな人間の遊びをしなならんのじゃ。』
神様は、コウノさんに向かって大きな声をあげました。
コウノ『怒鳴って、勝敗をうやむやにするのは止めてください。神様がやりたいと言い出したんじゃないですか?』
神様『それもこれも、少子化のせいじゃ!みな、ワシの仕事を少なくする為に子供を作らずお金ばかり貯めおって!!あと、昔よりも高齢化が進んでおる。年寄りがこれ以上増えたら生まれ変わって赤ちゃんになるやつさえ居なくなるわ。』
神様は現代の厳しい現状に嘆き、頭を押さえながらチェスを無かった事にしようとしました。
…キラッ。
コウノ『そんな事を言って逃げないでください。』
コウノさんには、神様の企みはバレており神様は参ったと言って頭を下げました。
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