19人が本棚に入れています
本棚に追加
/71ページ
コウノさんは、それを見ると圭織ちゃんに優しく囁きました。
コウノ『圭織ちゃん、少しの間待っててくれる。少し君のお母さんとお話してくるから。』
コウノさんはそうゆうと、握っていた手を離し圭織ちゃんの頭を撫でました。
圭織『おじちゃん!!私は産まれちゃダメなんでしょ!?』
圭織ちゃんは、涙をいっぱい目に溜めならがコウノさんにしがみつきました。
コウノ『そんな訳ないじゃないか。お母さんは少し悩んでるだけだから。圭織ちゃんは少しの間ここで待っててね。』
コウノさんは圭織ちゃんを優しく抱きしめ、目に溜まってる涙を拭いました。
コウノ『圭織ちゃんは、お母さんを見守っててあげて。』
圭織ちゃんが頷くと、コウノさんは雲の隙間に吸い込まれる様に入っていきました。
圭織『おじちゃん…お願い。』
最初のコメントを投稿しよう!