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柚希礼音~考える一日~
朝、劇団へ続く道を歩いていると二人の女性が地図を広げて何かを話してる。
柚希【話しかけてみるか…】
俺は二人に声をかけた。
柚希『あの~……どうかしましたか?ずっと地図を広げてるみたいですが……』
女性『あっあの~宝塚大劇場に行きたいんですけど……』
柚希『大劇場ですか?僕も行く途中です。一緒に行きませんか?』
女性『いいんですか?』
柚希『もちろんですよ!』
女性『良かった!!』
彼女達は嬉しそうだ。
二人は観劇初めてだとか……
二人を大劇場近くまで送り別れた。
俺は楽屋入りし、自分の楽屋に入ると英馬なおき組長、万里柚美副組長、涼紫央さんがもう来てた。
柚希『おはようございます。』
組長『おはよ~(笑)』
副組長『おはよ。』
涼『おはよう。今日は若干遅いやね?』
柚希『遅れて申し訳ありません。道に迷っていた二人の女性を大劇場近くまで案内をしていたのと、今日は車じゃなく歩いて来ました…』
涼『なんで歩いて来きたんや?』
柚希『たまには良いかと思って。』
涼『そっか。』
涼さんはトレーニング用の服に着替えて
涼『ほな、先に行くわ。』
柚希『はい!』
そお言い部屋を出た。
柚希【俺も早く行かないと………そおいえば……朝会ったあの女性どこかで会ったことが気がする………】
考えていると
組長『大丈夫か?体調悪いんか?』
柚希『えっ……あぁ、大丈夫です!』
組長『そおかぁ?体調管理は自分でちゃんとしろよ!』
副組長『あんまり無理はしないこと。』
柚希『はい!気をつけます。』
組長『早く来いよ。』
柚希『すぐに行きます。』
英馬組長と万里副組長はニコッと笑顔で部屋を出た。
俺も急いで着替えて部屋を出た。
ストレッチ用教室に入ると星組の他にも、月、宙の下級生もいる。
周りの下級生が次々と挨拶をしていく、俺は一人一人に挨拶を返していく。
柚希【やるか…】
ストレッチを始めながら、今朝会った女性が気になった……
柚希【誰だったんだろ……初対面だけど、どこかで見たことがある………綺麗な人だったなぁ…………////】
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