8月29日 前編

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暑い・・・。 とにかく、暑い。 やはり夏は好まない。 俺は、いつもどおり机に向かい消防士になるための勉強をしていた。 「あー。後五ヶ月で試験だぁ。」 俺は高校を卒業したら消防士になることにしていた。 「一服するか。」 部屋からでた俺は下におり、居間に向かった。 と、今日は親も仕事でいないはずなのに誰かいる・・・。 「よっ!! 君んちあんま美味しいそうなものないね」 幼なじみの愛だ。 なぜか、こいつは俺の家の合い鍵をもっている。 「なんでいんだよ? 勝手にあがんな。」 「こんな可愛い子がきてあげてるのにそれはないでしょ。」 「自分でいうな!!」 実際、俺の高校でも1、2番を争うほどかわいい。 「あっ、そうそう山くんから君にって。」 「頼んでた教材か。サンキュ。」 山は俺と同じ高校で同じクラスの大親友?かな 「山くんも消防士になりたいんだね」 「あいつの兄ちゃんも消防士だからな。 誠も消防士志望だぞ。」 「へぇ。 人気あるのね」 誠も山と同じ関係だ。 「そういえば、31日は3年だけ登校なんだろ」 「そうだよ、入試の書類配布だって」 「んじゃ、俺勉強してくるから」 「はいよ」 「まだいるきなのね・・・」
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