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「ひっ…!ぐ、あぁぁっ!!!」
いきなり自分の中のモノが強く震動しだして、堪らず声が出てしまう。
御厨谷の感じるポイントを的確に捉えながらのその動きに、反り返っていた男のシンボルが痛い程に張り詰める。
ポタタッ、と雫がベットに落ちてしまい、それが染みになる様子を見ていた梔がおもむろにバイブを止めて、
快感と、快感に支配されてあまり感じないけれどそれでもある痛みに堪えきれずぼんやりとした表情の御厨谷を仰向けに寝かせたかと思うと、
御厨谷のあまり大きくないそれの根元にリングをはめた。
根元に突然あらわれた冷たさに意識が少し覚醒したのか、びっくりする表情を見せる御厨谷。
「征市さん、なにを………!!」
ナニをされるのかわからないので、本気でパニックを起こす御厨谷に対して梔は。
「今日は、イっても精液を出せない、ドライオーガズムを体験してもらおうかと。」
と、あっさり答える。
やけにさっぱりしたその言い方に、不安が大きくなる御厨谷。
不安げな顔をさらにしかめる彼に対し、表情一つ変えないまま梔は手のなかの物をいじった。
とたん、再び御厨谷の中のバイブが震動しだした。
一見訝しげな物を見るように見えるその顔はいきなり、快感の色も示した。
根元に付けられた輪が痛い。
けれど、躰の奥に弾ける火花が少しずつ痛みをマヒさせていく。
痛みの残ったその声は、それほど経たないうちに甘く淫らなものへと変わっていった。
そして、梔は御厨谷がドライオーガズムに達すると、根元の輪をはずす他には何もせずに帰ってしまった。
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