始まりの苦悩
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「『また』オモチャだけだった・・・・・・。」 御厨谷はため息をついた。 初めてのえっちからずっと、シてもらっていない。 誘っても、何をしても、梔は一向にえっちしようとはしなかった。 それから数日経った。 ついに堪忍袋の緒がキレた御厨谷は、梔を問い詰めた。 「なんで征市さんはしないの?」 「…………………………」 何も応えない梔に余計腹を立てるが、どれだけ待っても一向に口を割らなかった。
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