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セーラー服と機関銃。というドラマの収録途中。
暑いと言いながらスーツを脱ぎ出して、スタッフさんに貰った二つのアイスを両手に近付いてくる男性。
「お前も食う?アイス。ガリガリ君やで。あ、ソーダは俺のやから」
そう言って私に差し出すのは…ヨーグルト味のガリガリ君。
「………」
「…なんやねん。その顔」
「私もソーダが良かった…」
ぶーと頬を膨らませたら、堤さんも同じように頬を風船に変化させた。
「俺は、昭和男やからソーダじゃないとアカンねんて。」
「昭和とか平成とか関係ないじゃないですか」
「も~っ…めんどくさ~い」
スーツを持った手を肩に掛けて、拗ねたようにソーダ味のガリガリ君を見ると
「めんどくさいのは堤さんですっ」
「……ん~…っ」
溜め息をついて、ソーダ味のガリガリ君が私の元に。
ヨーグルトは堤さんの元に。
「わ~い、ありがとうございます^^」
「…長澤まさみは悪女や悪女」
「は?」
「……ぃゃ、なんも…なぃ」
「じゃあ私、ソーダ味食べますね」
「…勝手に食えや…もぅ…」
完璧に、拗ねた堤さんはヨーグルト味のガリガリ君を開けて食べながら近くのベンチに向かった。
一人にするのはかわいそうだから私も後を走ってついて行き堤さんの背中にアタックしてやった。
「どーーーーんっ!!」
「ンおぉッ!??な、なんや」
ギュッと腰に抱き付いたら、おーいと言いながら私を引き摺って歩き始めた。
「重いんですけど~…」
「え~重くない!」
「重いっちゅ~ねん」
「重くないでしょ?」
「………」
「ほらね!」
「も~う…お前、なんやねん~」
(貴方の体はとても温かくて、優しい匂いがした。)
終わり。
まさみちゃんとつつみんの絡みがかなり面白いです笑
仲良過ぎます。
明らかにまさみちゃんは上目線でつつみんのことを見てます。
つつみんは本当にガキだったようです。ww
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