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偶然とか必然とか、
些細なことはどうでもよかった。
あの頃の僕は何も知らなかった。
本当に何も、何なのかも。
僕は、無知で、本当の本当に、
どうしようもない大バカ野郎だった。
今思えば何をやっていたんだろう、と後悔しか残っていない。
そんな僕が今、
必死に現実から逃げているのは。
どうしようもない最低な僕の、
最初で最期の悪足掻き。
―――いつか。
君は言ったよね、
『君はきっと。
きっと、どうしようもなく、』
あれは、当たってたね。
『―――後悔することになるわ』
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