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本棚に追加「もう何も言わないのね?」
「うん?」
不意に雨宮がそんなことを言い、オレは雨宮を見た。
「何が?」
「決まってんでしょ?」
呆れたようにため息をつき、続けた。
「あたしたちが戦うこと以外に何があるっての?」
「…………」
言っても聞かないじゃん、どうせ。
「今回は直接頼まれちまったしな。つーか、オレが反対なのはお前らが悪魔の叫びと関わることだけなんだぞ?」
魔獣だかなんだか知らないが、そんなものに遅れを取るような奴じゃないのは知ってるし。
「ふーん。ま、いっか」
どうでもよさそうに鼻を鳴らし、顔を背けた。
自分から聞いといてその態度は何だ、と言いたくなったが心の内に秘めておく。
「なんつーか、ラスボス前みてぇな雰囲気だな?」
能天気に結城がそう言った。
子供のようにさっきから誰かが呼びに来るのをソワソワしながら待っている。
「落ち着けば?」
「無理」
「即答かよ」
まぁいいか。
それでこそ結城だ。
何か、ここまでソワソワされたら逆に落ち着ける気がする。

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