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そう思い続けて
それでも行き続ける日々
毎日が虚しく過ぎ去る。
殺してやる殺してやる
殺してやる殺してやる
殺してやる殺してやる
────
───
─
あれから、1年が経った。
もう疲れた。
どんなに願っても叶わない願いなんて思っても無駄だ。
でも、やっぱり許せない。
神様なんて奴が
少年はそんな事を想いながら、ベットに寝ながら、最後の時を迎えようとしていると
「知っておるか?想いは力になると?」
「…だ…だれ?……」
「お主は一言応えればいい。
神が憎いか?
神を怨むか?
神を許せないか?
神を…殺したいか?」
「俺は…憎い殺したい許さない殺したい」
「ならば来い。我がお前を誘って<いざなって>やる」
そう言葉が聞こえた瞬間、視界は暗闇に塗り潰された。
この時、俺は知らなかったんだ。
全てに絶望した俺に、神はさらなる絶望しか与えなかったということを。
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