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亀を抱きしめながら、時計をチラチラと見て、和の帰りを待つ。 「でも、和が俺じゃない男と……」 「まだ言ってんの?相手は若い頃のお前だろ?」 そう、そうなんだけど…… 「なんかさ、嫁に出す気分なんだよ。」 「俺、女じゃないから、嫁行かないし。」 それでも俺がしょげてたら、亀は怒った顔で 「もういい!仁なんか、和のとこへ行けばいい!それで、向こうの仁にボコボコにされろ!」 そう言って、俺から離れようとしたから、思いきり引き寄せそのまま唇を塞いだ。
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