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とりあえず、誰かに見られると面倒だから、抱き抱えそいつを部屋に入れた。 「そこに座って。今、コーヒー入れるから。」 そう言うと、そいつは部屋をキョロキョロ見ながら、ソファーに腰を下ろした。 「なぁ?お前誰?俺とどこかで会った?」 コーヒーを出しながら、そいつの前に座り、マジマジ顔を見れば… これって……亀? いやいや、亀は25歳。 こいつはどう見ても16、7だ。 高校生か? でも、俺はこいつを知っている。 だって、こいつは、いつも隣にいた頃の笑顔の亀の姿だったから。
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