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「未来がわからないから、1日1日を楽しみに生きる。そして、過去に戻れないから、後悔しないように毎日を頑張る……だろ?」 「うん、そうだね。」 「和も自分の時代を幸せに生きるんだ。……だから、さよならだ…和」 本当は、さよならなんかじゃない。 だって、これからもずっと一緒なんだ。 でも…、今、目の前の和は、俺が守るんじゃなくて、あっちの俺だから。 「さよなら…仁」 俺は和の涙を拭って、もう触れることのない、17歳の和の唇にキスをした。 忘れないように―――
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