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そいつは、俺の顔をジッと見ているだけで何も話さない。 「ねぇ、名前は?」 「…………」 「歳は?どこから来たの?」 「…………」 何なんだ、こいつ。 「はい、何も話さないなら出てって!何もわからない奴を保護するほど、暇じゃねーんだよ。」 俺はそいつの腕を掴み、引っ張り上げた。 「仁、ごめん。話すから…待って」
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