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和也と名付けたそいつは、満面な笑みで
「すっげー、嬉しい!俺、和也。仁、ありがとう!」
そう言って、俺のホッペにチューをした。
「うわぁー!何、するんだよ!言っとくけど、俺はそっちじゃないからな。」
「そっちってどっち?」
「そのベタな、切り返しはやめろ。……とりあえず、風呂にでも入って頭冷やして来いよ。今日は特別先に入っていいよ。」
「はーい、行ってきま~す」
和は、ぱたぱたと風呂場に姿を消した。
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