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しばらくここに置くことにしちゃったけど、よく考えれば、明日からどうしよう。
あれは亀以外の何者でもない。
ずっと一緒にいたから、俺にはわかる。
あれは……亀だ。
でも、冷静に考えてもそんなファンタジーなSFチックな話があるわけもなし。
「仁?どうしたの?」
和が髪を拭きながらリビングに入ってきた。
さっき会ったばかりなのに、昔からの知り合いみたいなこの空気。
俺がずっと欲しかったこの距離感。
「なんで俺が仁って知ってたの?」
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