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「あ、あのさ、あれ、俺の従弟でさ…遊びに来たんだ。…まだ中学生で……」
ちょっと苦しい言い訳をしたが、
「まっ、いいよ。その代わり、そのうち本当のこと話せよ。」
上田がニヤリとして、中丸を連れて部屋を出て行った。
残された亀は、俺を見ている。
いつも亀には何でも話してたから、亀に本当の話、した方がいいよな。
「亀?話を聞いて欲しいんだけど、今日、時間ある?」
また断られるかな……。
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