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「赤西?さっき、先に寝てろって言って、チュッとされてたけど、そのチュッとする従弟はずっと泊まってるの?」
な、なんか、トゲがある言い方なんですけど………
「……その話なんだけど…怒らないで聞いて?信じてもらえないだろうけど、真実だから」
俺は、最初に和に会ってからのことを、思い出しながら、全部亀に話した。
「……で、そんな知らない子を保護してる訳?」
「知らない子って言うか…たぶんすごい知ってると言うか……」
「なんだよ、意味わかんない。」
「だから……亀なんだよ。」
「誰が?」
「そいつが」
「…………」
亀は黙ってしまった。
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