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「和、髪まだ濡れてるじゃん。寄りかかると、俺の服濡れるんだけど~」 仁が和を押し戻すと 「じゃあ、仁が乾かしてよ~。」 なんだ、こいつ。 今、チラッと俺の顔を見たぞ! そう言えば、俺、生意気だったんだ。 まして仁のことは、誰にも渡したくなかったし。 もしかして……もしかして、俺、この頃認めたくなかったけど、仁のこと…好きだったんだ。 だから、ここにいる和は、――――仁が好きなんだ。
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