運と思いの連鎖

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  「おーい、土k「だぁかぁらぁ!!何で俺此処に連れて来られたんよぉ!!それがよう分からんしぃー」・・・」 誠海は、尋問を受けている奴に言葉を遮られ無表情に怒りのオーラを纏った。 「ポーランド?」 「いや、居ねぇだろ。口調が似てる奴だろ。」 そんな誠海に気付かない鈍感誠咲は、某アニメと同じ口調が聞こえて頭にハテナを浮かべるが誠海に即答で返されてしまった。 「土方の馬鹿。失礼します。」 「ひつれいしまーす!」 「誠海!!丁寧に言ってるつもりだろぉが馬鹿が付いた時点で台無しだ!!あと、誠咲は、ひつれいじゃねぇ失礼だ!!!」 ピリピリした部屋の中で土方は、相手に苦戦し苛立ちからかなりの殺気を放っていた。 「ぅおっ?!電気だ電気!!お肌に微粒子流れてるよ!」 「殺気だっつぅの」 騒ぐ誠咲に誠海は、再び怒りを覚えて睨むがやはり華麗にスルーを決められてしまい盛大に舌打ちをした。 「「・・誰、これ」」 そして、二人は、土方の前にへらりと笑っている男に気が付いた。 赤毛、赤目の何ともこの時代にミスマッチな男がそこに居た。 「お前等女でしょ?」 「土方、さっさと斬りましょうよ」 「お前、総司に似てきたな・・」 男の言葉に誠海が無表情で土方に訊ねたが既にその手には、玄桜神が握られていた。 「誠海ぃ~・・落ち着きなって!!」 「赤毛、赤目とか何かチャラくてムカつく。」 「うん、ストレート過ぎるよ?本人傷付いちゃうからね??」 誠海の言葉に呆れながら誠咲は、誠海を宥める。 「ぷぷっその顔ウケる!!」 床をバシバシと叩きながら腹を抱えて笑い転げる男… ―プチっ 「・・殺すっ」 「わぁ!!たんまたんまぁ!!」 誠咲は、慌てて止めに入るハメとなってしまったのだった。
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