運と思いの連鎖

9/14

1064人が本棚に入れています
本棚に追加
/525ページ
  「簡単に言えばリーダーの名がチーム名になっていると言う事です。」 「シン兄弟は、なぁ兄のシンツィートと弟のシンツィーニの事なんよぉ」 朝城が話に割り込んできたが今回は、誠海は、抑える事が出来たようだ。 「って事は、僕等は、その・・暁って人がリーダーのチームって事??」 「そうなるしぃ~」 誠咲の言葉にうんうんと頷きながら答える朝城 「・・・ってか、お前土方から逃げてきたのか?」 「いや、伸してきたんよぉ~」 「「・・・・・」」 朝城の言葉に二人は、嫌な予感しか浮かばなかった。 (伸して・・・手配書の準備しとこうかな・・) (これ、やっぱ殺っといた方がいいんだって) 二人の考えは、同じようで少し違っていた。 「たしか、暁のチームは、湍水兄妹、螢の双子、ベニティアとセンディートのハズですが・・」 「ぶふっ・・!!!」 「うわ、この間の面子だし・・・いつの間に俺等が入ったんだよ」 夜城の言葉に誠咲は、吹き出し、誠海は、滅法嫌そうな顔をした。 「チームは、チームの者達が決めるんよぉ~満場一致に限るんだけどぉ~」 朝城の言葉に誠海は、キッと朝城を睨み付けた。 「拒否権は?」 「無いですよ。拒否すればどのチームにも入れない・・・例外は、居ましたが」 誠海の言葉に答えた夜城だったが目を細め視線を反らした。
/525ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1064人が本棚に入れています
本棚に追加