1章 すべての始まり

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「ん♪どったの一真?」 「いやなんでもないです…」 ヤバい、もう一発食らったら死ぬ… 一真は何事もない顔をしていたが、結構効いたようだ。 「…さてまぁいつもどうりに訓練を始めるぞ」 (なに!この状況にノーコメントだと!?) (慣れてるからね) (人の心の中を覗かないでください) 「ルールは簡単、2人で俺の分身を倒せたらお前達の勝ち、お前らはどちらか一方でも俺の分身に傷を負わせられたら負け」 「お前達は魔法でも武器でもなんでも使っていいぞ、いいな?」 蓮は確認をとるような口調で言った。 「「はい!」」 一真達は勢いよく答えた。 「よし、いい返事だ…“アンセル!”」 2人の前に蓮さんの分身が現れた。 分身といっても強さは本体の十分の一くらいだ、一真達でも倒せないことはない。 3人とも…2人と1体が位地についたところで、 「スタートだ!」 「いくぞ煉香!」 「うん!」 俺達は掛け声と同時に走りだした。 蓮さんは少し離れた岩に座り訓練を眺めている。
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