48人が本棚に入れています
本棚に追加
「ん♪どったの一真?」
「いやなんでもないです…」
ヤバい、もう一発食らったら死ぬ…
一真は何事もない顔をしていたが、結構効いたようだ。
「…さてまぁいつもどうりに訓練を始めるぞ」
(なに!この状況にノーコメントだと!?)
(慣れてるからね)
(人の心の中を覗かないでください)
「ルールは簡単、2人で俺の分身を倒せたらお前達の勝ち、お前らはどちらか一方でも俺の分身に傷を負わせられたら負け」
「お前達は魔法でも武器でもなんでも使っていいぞ、いいな?」
蓮は確認をとるような口調で言った。
「「はい!」」
一真達は勢いよく答えた。
「よし、いい返事だ…“アンセル!”」
2人の前に蓮さんの分身が現れた。
分身といっても強さは本体の十分の一くらいだ、一真達でも倒せないことはない。
3人とも…2人と1体が位地についたところで、
「スタートだ!」
「いくぞ煉香!」
「うん!」
俺達は掛け声と同時に走りだした。
蓮さんは少し離れた岩に座り訓練を眺めている。
最初のコメントを投稿しよう!