1章 すべての始まり

13/32
前へ
/34ページ
次へ
「で、どうするの?」 蓮の分身は岩の上に立ったまま動かない。 こちらの動きを見るようだ。 「うーん、まぁいつもの通りお前が突っ込んで、俺が魔法で援護かな」 「了解、作戦は?」 「俺が背後に周って一撃で決める、それまで耐えられるか?」 「当然!」 煉香はそういうとスピードを上げて分身に向かっていった。 (速過ぎだろ…) そんなことを考えながら、煉香の援護の準備を始める。 「さて私は…“閃光に坐せ!シャネリー!”」 すると煉香の指輪の守護石が光りだし、少し大き目の長剣へと姿を変えた。
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

48人が本棚に入れています
本棚に追加