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「あれを食らったら終わりだな…」
(こうなったら仕掛けるしかないか)
「煉香ちょっと来てくれ」
数秒で煉香がやってきた。
「なんか思いついたの?」
「あぁ、作戦って程じゃないがやる価値はある」
「あたしはどうすればいい?」
「俺が2段階目の肉体強化魔法を使ったら、お前は全速力で分身に近づけ」
「分かった、その後は?」
「まず分身を挟み撃ちにする、そっからは俺がやる」
「了解、それまであたしは陽動ね」
「そっ、じゃあ頼むよ」
「うん!」
なぜか嬉しそうにそう言って煉香は分身のところへ走っていった。
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