1章 すべての始まり

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ここは身を隠す岩がたくさんあり、人もいない。 実戦の訓練にこれ以上なく向いていたのだ。 一真はそんなこと、もちろん知っている。 しかし 「学校のグランドで簡単にすませたい…てか訓練したくない…」 「ったくお前は、アルミティアの生徒がこの街を守る重要な役目を担ってるんだぞ」 「へーい」 面倒だがやることはちゃんとやる。 「まったくダメだねかずまは、蓮先輩!こんなやつほっといて早く始めましょ!」 「おっ?やけに今日はやる気があるな?」 「あーそれはテストの点がグハッ!?」』 いきなり煉香が俺の腹を殴ってきた。 「てめー何してんだよ!」 煉香は満面の笑みで立っていた。
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