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ここは身を隠す岩がたくさんあり、人もいない。
実戦の訓練にこれ以上なく向いていたのだ。
一真はそんなこと、もちろん知っている。
しかし
「学校のグランドで簡単にすませたい…てか訓練したくない…」
「ったくお前は、アルミティアの生徒がこの街を守る重要な役目を担ってるんだぞ」
「へーい」
面倒だがやることはちゃんとやる。
「まったくダメだねかずまは、蓮先輩!こんなやつほっといて早く始めましょ!」
「おっ?やけに今日はやる気があるな?」
「あーそれはテストの点がグハッ!?」』
いきなり煉香が俺の腹を殴ってきた。
「てめー何してんだよ!」
煉香は満面の笑みで立っていた。
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