最後の日常

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その日。 その日、九条裕也はいつもの平凡であたりまえの日常をすごしていた。 平日は学校があり、毎朝決まった時間に起きる。 そして、朝ごはんを食べ学校にいく。 学校ではクラスメートと雑談したり、お昼を一緒に食べる。 そして勉強や運動などを終え帰宅する。 休みの日には友達と遊ぶか気になっている小説を読む。 このような平凡な生活を送る九条裕也は普通の高校生だ。 ここ桜ヶ丘市に住んでおり、家から徒歩15分の桜ヶ丘高校に通っている。 桜ヶ丘高校はクラブや勉学が盛んで人気のある学校だ。 学力も普通で毎年この学校を受ける受験生も多い。 そして、なによりこの学校の目玉は桜ヶ丘祭と言う桜ヶ丘市の町と協力して行う 文化祭である。 毎年多くの生徒や一般人も参加し盛り上がるお祭りだ。 これをやりたくてこの高校を受験する人も多いくらいだ。 そしてその平凡な日常がある日突然崩れてしまうことをまだ九条裕也は知らない。
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