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「さて、もう少ししたら今日は閉めよう」
自由人、いえ自由猫の黒猫さん
開ける時間はいつも変わりませんが、閉める時間に決まりはありません
お客様がいつご来店するかは、お客様次第
黒猫さんが招くだけなら、話は変わりますがそうではありません
「ふぅ、紅茶を飲んで、バームクーヘンを食べながら決めよう」
パパッ、と紅茶セットに頂いたバームクーヘンをちょっと豪華に二切れ
テーブルに並べたら、準備完了です
ポットから流れ出る琥珀色の滝が、カップを満たして辺りに良い香りを漂わせます
「ふふっ、少し豪華に二切れも用意してしまった」
あらあら黒猫さん、上機嫌ですねっ
とっても嬉しそうです
「いただきます、白雪さん」
再び、白雪さんにいただきますしてから一口
「美味しい…………」
笑みを浮かべて、溜め息をこぼす黒猫さん
本当に美味しそうですね
「ふぅ、紅茶が美味しい。本当に甘いものは美味しい…………」
黒猫さんは甘いもの大好きですもんね!
「さあ、今日はお店を閉めようか」
組んでいた足を解いて、立ち上がる
お店の扉を開けて、プレートを【オープン】から【クローズ】へ
最後にこちらに一礼してから、ガチャンと鍵を閉める
お休みなさい、黒猫さん
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