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蒼牙
「何をするかと思えば・・・
気合や根性で傷口が塞がるとでも
思って・・・」
そこまで言って俺は言葉を詰まらせた・・・
少しづつではあるが奴の傷口が塞がっていっているからだ
・・・そんなバカな・・・
ありえない・・・
気合や根性で傷口が
塞がるなんて・・・
と俺は思った
師匠
「お前、今・・・
ありえないって思ってるだろ?
気合や根性をあんまナメないほうが
いいぜ?」
気合や根性・・・か・・・
バカバカしい・・・
実にバカバカしい・・・!!
確かに傷口は塞がった・・・
だが、それがどうした!!
蒼牙
「傷口を塞いだくらいで形勢逆転か?
おめでたい奴だ・・・」
すると奴は「余裕だ」と、言わんばかりの表情を浮かべる
師匠
「俺には自己再生があるってか?
ハッ!!調子に乗るなよ!!
なら、お前の自己再生が
追いつけないぐらい
激しい斬撃を浴びせてやれば
いいだけだ!!」
なるほど・・・
俺の自己再生能力を
上回るそれだけの
「切り札」を
奴は持っている・・・
というわけか・・・
蒼牙
「面白いな・・・
やれるものならやってみるがいい・・・
それ自体を出してくる前に
お前を仕留める・・・!!」
見せてやるよ・・・
俺の力を!!
蒼牙
「うおおぉぉぉおおぉ!!」
俺の体の周りに紅いオーラが流れ出す
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