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だが、あまりにも無防備過ぎた・・・
そのため大きな隙ができてしまった
その隙を奴は見逃さなかった
すぐさま俺の背後に回る・・・
――刹那、奴の一太刀が
俺を捉える・・・
その瞬間、俺は激しい痛みに襲われた
俺の背中から血飛沫が上がる
蒼牙
「ぐわあああぁぁあぁ!!」
呻き声をあげる俺・・・
だが、自己再生能力により、すぐに傷が治り始める・・・
しかし、奴は俺の傷が完治する前に一撃、もう一撃と浴びせてくる
師匠
「そろそろ見せてやる!!
俺の・・・秘奥義をな!!」
秘奥義・・・だと!?
なるほど・・・な・・・
それが奴の・・・
「切り札」・・・
というわけか・・・
秘奥義とは・・・
とてつもなく強烈な術技である
秘奥義を使用すれば、形勢を逆転させることも可能である・・・
が、しかし、強烈であるが故に連発はできない
秘奥義を使えるようになるきっかけは様々である
師匠
「風を纏いし無限の刃よ!!
全てを巻き込み塵と化せ!!
はあぁぁあぁ!!」
奴の咆哮と共に無数の「風の刃」が俺を切り刻む
手や足、体が切り裂かれ大量の血が出る
痛い・・・
なんてものではない・・・
今にも意識が飛んでしまいそうだ・・・
猛烈な痛みの中、何度も気絶しそうになる・・・
しかし耐え抜く・・・
師匠
「これで極める!!」
最初は剣をバットのように構えていたが、一度下に振りかざす、すると風が剣を包み込む・・・
風により、剣のリーチが長くなった!!
その剣を振り上げる・・・
それに俺は巻き込まれ、俺は宙に舞い上がる
振り上げたと同時に奴も宙へと舞い上がる
宙で俺を捉え、剣を振りかざしながら、光壁に急降下する!!
師匠
「嵐風斬滅塵!!」
(ランフウザンメツジン)
光壁に剣の切っ先と奴の足がついた
すると途端に剣が纏っている風が威力を増し・・・
ゴウッ!!
と唸りを上げ、俺を吹き飛ばした
再び俺は宙に舞い上がったと思った瞬間・・・
地面に向かい物凄いスピードで降下を始めた
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