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ヤバイ・・・
意識が・・・
と・・・ぶ・・・
地面に落ちる前に俺は気絶してしまった・・・
――一方、地上では――
恵
「はぁ・・・蒼牙、
なにしてるんだろ・・・」
私と恵ちゃんはとても退屈していた・・・
春ちゃんは今でも空を見上げ続けていた
桜
「・・・でも・・・
これって不味いよね?」
春ちゃんが頷き、恵ちゃんが怪訝そうな顔をする
恵
「なんで?」
はぁ・・・
この子は・・・
春
「疑問を抱くことでもあるまい・・・
蒼牙にしろ、師匠にしろ、
降りてこないからだ・・・
勝敗が決しているなら、少なくとも
どちらかは降りてこよう・・・
だが、どちらも降りてこない
ということは・・・
蒼牙は相当、苦戦を強いられている
ということだ・・・」
普段、こんなに喋ることのない春ちゃんが説明をした
すると、恵ちゃんは「なるほど」というように手をポンッと叩く
恵ちゃんは天然なのか・・・
バカなのか・・・
と私が考えていると
春
「・・・両方だと思うぞ・・・」
という春ちゃんの声
私は一瞬焦り、
この子は読心術でも得ているの?
という疑問が浮かんだが、そんな些細な疑問は放っておいた
すると突然・・・
風の勢いが増した!!
と思うと・・・
暫くすれば風が収まった
すると光壁のある辺りから黒い人の形をしたものが落ちてきた
桜
「2人とも・・・!!」
2人が私の顔を見て頷く
私たちは駆け出し、それが落下しそうな所に急行した
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