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しばらく考えた後、
「巫女殿にはすでにどちらかお分かりなのではあるまいか?知っているのであれば遠回しな言いまわしはやめて下され!」
「恐れ入りまする。では申し上げますが此度の懐妊は必ず男児が誕生いたします。後顧の愁いを取り除くためには王子の一人は必ず殺さねばなりませぬ。」
青ざめた表情でわなわなと震えながら懐刀を抜き、
「無礼なっ!!家臣の分際で分をわきまえよ!!我が子は天が遣わした彌摩迺國の君主となるべき運命の子なれば、お前ごときの占いに従う理由などあるわけがない!!産まれる者の命を奪えばそれこそ天の怒りを買うのは必定ではないか!これ以上世迷い事を申すようなら巫女殿とて赦しませぬぞ!!」
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