帰宅致しました

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ドアを開けたメアが言った。 「何の話?」 「わたしの事。気になってる所が無いとは言わないでしょ?」 その通りだが。 今は普通に受け入れているけれど、最初は存在から疑ってた。 自分は悪魔だとか言い出すし。 本人から語ってくれるなら、ありがたい。 「まだ少し起きてるよね?見たところ、夜の9時に律儀に寝るタイプじゃないみたいだしね」 「普通に12時くらいまで起きてるよ」 「お母さんは早く寝るみたいだけどね」 最近、母は寝るのが早い。 母の寝室は1階なので具体的には知らないが。 「まず」 一呼吸おいてメアが言った。 「最初に言いたかった事を言うね」 「わたしと、契約しよう」
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