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この辺りはちょっとした住宅街だ。
そして何故か昔から不審者がよく出没する。
大体が独り言が激しい人だとか、露出狂だとかなので男子高校生の僕にはあまり恐ろしいと思わない。
僕が心配するのは放し飼いされている犬に遭遇しないかという事と、街灯の光が届かない所で側溝に落ちないかという事だ。
そんな地味な心配をしながら、
道を歩いていて、
家までの道を歩いていて、
歩き慣れた道を、
不審者の目撃が多発する、
懐かしさを感じる、
思い入れのある道を歩いていて、
目に入ったのは、
狭い路地の入口で倒れている
僕と同じ年頃と思われる
一人の女の子だった。
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