一晩が過ぎ

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その時の妙なテンションだから話してくれたのかと思ったけど、 その後も話して遊びに行ってもらって、 正直嬉しい。 今までどんだけ暗い奴だったんだ、僕は。 なんか色々救われた感がある。 1つ文句を言えば、立って話をしていると、首が痛い。 そしてあまり隣に並んで歩きたくない。 今日も遊んでくれたら良いなと、ちょっと思ってたりしたが、予備校に行くらしかった。 残念だ。 と言うか、この歳にして友達付き合いが初めてな自分が、残念だ。 仕方なく駅までは滝村と一緒に帰って、駅で別れた。 滝村には他にも友達くらい居るだろうに、僕ばっかりと一緒で良かったのか。 きっと他の同級生も、変な組み合わせだと思ったんだろう。 因みに、メアの話は滝村にしなかった。 忘れてた。
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