1人が本棚に入れています
本棚に追加
薄暗いの路地を抜けると、目の前にはいつもと違う光景が広がっていた。
漆黒のボディ、闇に溶け込むような黒のライン、高価な事を魅せつけるかのようにカジノの前のど真ん中に停車されている。
リムジンを生で見たのは初めてで、車に興味が無い俺でも少し見たくなってしまう。
「雅君遅いよ~早く早く!チャンピオンがお待ちよ!」
店長(おネェ系)がリムジンから顔を出してこちらに手を振っている。
「なぜリムジンに乗ってるんですか・・・」
「やっだ~ばれた?良いって言われたもんだからついっね?」
うぜええええええええええ。何がついっね?だよオレも乗りてぇよ~こんなもうかっこいいとかってレベルじゃないじゃん?
「さ、一緒にいこ?」
そう言ってオレの手を引いて店内に入ろうとする。
最初のコメントを投稿しよう!