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「真空刃だ」
「!?」
真横から声が聞こえた。
真紅の鎧を纏った(まとった)紅い髪に紅い眼をした女だった。
人間には見えなかった。本能がここから逃げろと、そう身体に呼びかけている。
「何を驚いている?質問されたから答えただけだが?」
「お前は何者だ!」
年齢は17・18と言った所だろうか、オレよりは少し若い気がする。
だがこの女はオレなんかとは比べ物にならない程の戦場を生きてきたのではないかと思う程鋭い眼光を持ち合わせていた。
「ほーおかしなことを言う奴だな。この私を知らないと?さては時間稼ぎか何かかな?」
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