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まだ死にたくない。こんなところで誰とも分からない奴に、こんなところで自分の意味さえ知らないやつに殺されるなんて・・・絶対に嫌だ!
「!!!」
まただ。この感覚、オレの中から何かが解き放たれた気がした。
「貴様・・・やはり何か隠していたか。面白い。見せてみろ!お前の力!」
先ほど女が居た場所は10mは離れていただろう、だが今は俺の目の前で刀を振り上げている。
速いとかいう次元の話ではない。反応できるはずのない圧倒的な速さでオレに切りかかる。
カキン!
独特の金属音が聞こえた。
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