この世界の理っすか?

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優しすぎるバグ。 確かにあいつは優しすぎるのかも知れない。 かなりの心配症だったし、子猫などが捨てられていたら絶対に拾いに行こうとするようなやつである。 「あいつらしいな」 「ああ。鈴さんやあの真っ赤な女、そしてあんたもだと思うが、そういう存在型バグはかなり特殊かつ危険だ」 「存在型バグ?」 「ああ。オレのバグは通常型だ。一つの事に対してありえない事が出来る。だが存在型は存在自体がもうすでにバグなんだよ」 居る事事態が罪・・・そんな事を言われたのはこれが初めてではない。 中学や高校の時、オレは邪魔者だと先生に良く言われた。 不良生徒、だがめちゃくちゃ悪い事をするわけではない。だからこそ性質が悪いとそんなどうしようもないことを幾度も言われた。
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