桜の木の下で

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「…つまんない。」 毎日学校に行くのが当たり前で、特に楽しみがある訳じゃない。普通に友達もいて、一緒に笑いあって… でも常に僕は空っぽだった。いつも何かを探してた。 …って言っても、自分ですら何を探し求めてるかわからないんだけど。 でも、そんなある日。 僕は学校の大きな桜の木の下を歩いていた。 春の風が吹き、桜の花びらが舞い落ちる。 「………っ」 息をするのも忘れた。まるでトキが止まったかのように… 桜のように綺麗なキミを見つけた。 …キミに恋をしました。  
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