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朝日がまぶしいいつもの通学路、
玉城がうるさい観月の通学路。
ぐうぅぅぅ…
玉城少女の腹の虫が鳴っている
玉城「さすがに朝飯抜きはキツい…」
玉城「勇者…腹減った…」
玉城「腹が減ったぞ…勇者」
玉城「アタシは腹が減ったんだ!勇者!」
玉城少女は観月少年の袖を引っ張る
観月少年はこれを無視。
むしろストレスにまみれて黙り混んでいる
玉城「なぁ、腹が減ったんだ!」
玉城「なんか持って無いのか?勇者」
玉城「アンタみたいな傲慢なら食い物の1つや2つ懐に隠して…」
観月「うるせー!!」
観月少年がキレた。
威力は美並寮母の半分程だがキレた。
頭プッチンいった。
観月「だいたい、てめえは刺客だろ!」
観月「刺客なら刺客らしく、尾行とか隠密とか暗殺とか狙撃とか後ろからバックドロップとかなんかあるだろ!」
観月「とにかく、いつまでたっても首の取れない刺客がどこにいるんだ!」
観月「お願いだから俺の日常を無茶苦茶にしないでくれ!」
玉城「うっ、うるせー!」
玉城「アタシだって頑張ってんだ!だいたいアンタがさっさと首を取らせてくれないからアタシは未来に帰れないんだ!」
観月「だったら何で同じ学校に通って同じ寮に住み着く必要があるんだ!」
観月「頑張って殺す気があるならもっと考えて行動しろよ!」
玉城「うぅ…」
玉城「うるさい!勇者の癖に!」
玉城「アタシだって好きで学校行って寮に住んでる訳じゃないよ!」
玉城「アンタが生きてる限りアタシはこの過去の世界の住人として暮らさないといけないんだ!」
観月「あー!あー言えばこー言う!」
観月「解った!!」
観月「ここで俺を殺せ!それで終わり!お前も帰れて俺も解放される!」
玉城「望むところだ!」
玉城「勇者!覚悟しろ!」
玉城少女の手に太刀が現れる!
そしてそのままそれを振り上げた!
京香「そこまでにしときーや」
京香「それ以上ヤったら私らでも擁護しきられへんからな!」
玉城少女の動きが止まる
観月少年の顔スレスレに留まる刃先
玉城少女の太刀筋は1人の少女の刀によって遮られていた…
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