あの日の4人

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ヘネシス村のあるところに木造2階建ての家がある。優達はその家に4人で暮らしている 食事はたいていひかりの不味い飯のがきて、その後結局光輝が作り直すハメになっている。もう5年はそういう食事をしているが、ひかりはなかなか美味い飯を作ってくれない…。 話はだいたいその日あった面白いことだとか誰かのバカ話で盛り上がる。 必要があれば敵の情報を収集したり、次の依頼についての話し合いもする。 暇つぶしはトランプとかチェスとかだが、トランプみたいな運が重要なゲームは零の独り舞台(ある意味優の独り舞台)なので、最近は実力重視のチェスや将棋をやっている。 だが零は遊びに関しては頭が働くらしく、あっという間にルールを覚え、必勝パターンをいくつもその小さな脳に叩き込んでいった。優やひかりは相手にならなくなってしまったが、光輝は未だに零に負けていない。さすが光輝。 というか、頭がいいはずの優はなぜ負けるのか…疑問である。
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