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スズ
「なんだかお兄様が悲しい顔をしているから……」
スズが申し訳ないように答えた
が、答えながらスズが腕を強く握るのをジンは気づいていた
ジン
「大丈夫だよスズ。少し考え事をしていたから悲しい顔になったのかもしれないね」
ジンはそう言いながら握られていない方の手でスズの頭を軽く撫でた
スズ
「えへへへ♪やっぱりお兄様に撫でられるのって気持ちいいなぁ～♪」
撫でられ満面の笑みで笑って喜んでいる
ジン
「それより、早くお母さんの所に行こうか！」
スズ
「うん！」
そうして二人の子供は城の中を急いだ
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