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「なんやねん」警察は口をとがらせた。
警察の顔には、怒りが溢れだしていた。
しかし私は無視した。「私はいちども麻雀探偵になるなんて言っていないぞ」
「そうか、そうか」
警察の小さな声が聞こえた。
まさか、怒らせてしまったか。いや、大丈夫なはずだ。
私は自分をはげました。
しかし、はげましなどムダだった。
警察はゆっくりと言った。「そらぁ、残念やったなぁ……。ろうやぁ、入ったことあるかぁ……?」
警察の言葉のなかには、私をおびえさせる単語があった。
それが“ろうや”だった。
さすがの私も強気にはなれなかった。
私の口からは、自然と言葉がもれていた。
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