心声(しんせい)~透明~

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      ワタシの存在は、ほぼ透明に近い。     話し掛けても気付かれず、「あれ?いつから居たの?」と言われる。     別に構わない。     もしかしたら魂だけが先に移動して身体が後から来ているのかもしれない。     そうであれば良いのに、と心の中で思ってみる。     そう思う事で、少しは楽になれる気がする。     ワタシは透明。     存在しているが存在していない、そんな存在。      
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