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あれから2時間。
俺達は不毛な争いを続けていた。
「ゲーム●ーイだろ!」
ビシィイッ!と指差す悪魔。
「3D対応のディー●スだ!」
俺もビシィイッと指差す。
俺達の指の先にあるのは、前回の不幸によって壊された黄色い機械。
「いや何度も言ってるけど!
明らかに"ゲー●ボーイ"って書いてあるし!!
しかも画面モノクロだったよね!?」
「俺も何度も言ってるけど!
そういう"ゲームボ●イ風"デザインのディーエ●なんだよ!
画像が浮き上がらないのもカラーじゃないのも仕様だからだ!」
「そんなワケ分からんもン誰が欲しがるか!!」
「俺は欲しい!」
「うっせ!黙れバカ!」
悪魔がムキーッと毛の無い頭を掻きむしり出す。
髪の代わりに生えてる二本の触覚がビヨンビヨン揺れて、今にもポロッといきそうな激しさだ。
「おいおいジョニー、触覚取れちまうぜ?」
「誰がジョニーか!!」
「!?」
顔を上げたジョニーが突然、俺の眼前に手を翳した。
「俺はジェシーだ!!」
ジェシーの叫びと同時に翳された手からブラックホールが生まれ、俺に襲いかかってきたた!
「うわあああ!!」
十字架や聖水に手を伸ばす暇も無く、俺は闇に飲み込まれてしまった!
ギュッと目を瞑り衝撃に備える・・・!
・・・・・・・・・?
何も痛みを感じない?
俺は、恐る恐る目を開けた。
「はあ??」
高く遠い天井。
ビルのように巨大な机やベッド。
そして、見覚えのある黄色い大きな・・・・
「俺のディー●ス?」
「だから違うって!」
茫然とする俺の頭上に、邪悪な雷のような怒鳴り声が轟いた!
「えぇぇえ!?」
発信源は、怪獣のようにデカくなった悪魔。
ヤツはニヤリと笑い、宣告した。
「第2の不幸だ」
続く、かな?→
中途半端なとこで終わってスイマセン💦
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