第一章

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「よぉ悠斗。書けたか?…なんだよ、どっちも白紙じゃねぇーか」 『あぁ輝季。いきなり書けって言われても書けないだろ。俺将来何になるか決まってないしさぁー。』 「なんだよそれー」 こいつは眞鍋輝季。 クラスの友達であり俺の親友だ。 まぁ実をゆーと輝季が勝手に親友って言ってるだけなんだがな。 俺も輝季のこと嫌いじゃないし、楽しい奴だからどーでもいいけど。 『じゃあ輝季は書けたのかよ。』 「もちろんさオフコース!!なんなら見るか!?」 と言いながら調査書と手紙を見せてきた。 -どれどれ・・・なんだこりゃ、将来の夢「看護師」!?- 将来の自分へ。 元気ですか? 看護師やってますか? たくさんの人を幸せにできてますか? -おい、ちょっと待てよ!- 『おい、輝季お前プロ野球選手になるんじゃないのか!?』 -そう、こいつは野球部に入っていて、つい最近まで「俺はプロ野球選手になって家族を幸せにするんだ!!」って言ってた。 なのになんで看護師なんかに…。-
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