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「よぉ悠斗。書けたか?…なんだよ、どっちも白紙じゃねぇーか」
『あぁ輝季。いきなり書けって言われても書けないだろ。俺将来何になるか決まってないしさぁー。』
「なんだよそれー」
こいつは眞鍋輝季。
クラスの友達であり俺の親友だ。
まぁ実をゆーと輝季が勝手に親友って言ってるだけなんだがな。
俺も輝季のこと嫌いじゃないし、楽しい奴だからどーでもいいけど。
『じゃあ輝季は書けたのかよ。』
「もちろんさオフコース!!なんなら見るか!?」
と言いながら調査書と手紙を見せてきた。
-どれどれ・・・なんだこりゃ、将来の夢「看護師」!?-
将来の自分へ。
元気ですか?
看護師やってますか?
たくさんの人を幸せにできてますか?
-おい、ちょっと待てよ!-
『おい、輝季お前プロ野球選手になるんじゃないのか!?』
-そう、こいつは野球部に入っていて、つい最近まで「俺はプロ野球選手になって家族を幸せにするんだ!!」って言ってた。
なのになんで看護師なんかに…。-
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